全浄青とは

全国浄土宗青年会

 お念仏の元祖法然上人(1133~1212年)が浄土宗を開かれた精神に基づいて、会員相互の研鑽と親睦をはかり、各都道府県にある浄土宗青年会の連絡提携及び、社会教化に尽くすことを目的 としています。昭和45年(1970)に発足し、今年で53年目を迎えます。18歳から43歳までの浄土宗僧侶で構成されています。

 43歳を会員資格の上限としているのは、法然上人がお念仏のみ教えに出会われ、浄土宗をお開きになられたお歳にちなんでいます。若き日の法然上人のご苦労を忘れず、そのご恩にわずかでも報い ることができるように、との思いを胸に、現在約2000名余りの会員が全国各地で活動しています。

 令和4年(2022)4月からは、寺井孝導理事長のもと、第27期目となる全国浄土宗青年会が組織され、数々の活動を企画、運営しています。

お念仏のご縁を社会に


 全国浄土宗青年会では、お念仏のみ教えに基づく自己研鑽と社会教化を目的としています。その一環として以下の活動を各地で行っています。

「救急(九・九)の日」活動(救援基金活動)


 救急の日にちなみ、9月9日又はその前後に、お念仏の集いや街頭托鉢を行っています。また各都道府県で随時災害救援基金活動を行っています。

 それによって集められた浄財は、全国浄土宗青年会の規定に則り、災害が発生した国内外の地域へ送金させて頂いています。

聴導犬「アミちゃん」募金活動


 「聴導犬」をご存知ですか?

 盲導犬に比べ、一般の認知度は大変低いのが現状です。聴導犬とは、耳の不自由な人たちに必要な情報を教える補助犬のことです。全国浄土宗青年会では、公益社団法人日本聴導犬推進協会の活動に賛同し 、「アミちゃん」という名前の聴導犬を一緒に育てています。

 「アミ」という名前は、阿弥陀仏のアミであり、またフランス語の アミ ami(e)「友・友人・友だち」の意味から命名しています。現在まで2匹の聴導犬を公益社団法人日本聴導犬推進協会へ寄贈させて 頂きました。

 お念仏のご縁によって集めさせて頂いた浄財により、聴導犬がより普及していくことを願っています。どうぞ皆さまのあたたかいご協力をお願い致します。