全国浄土宗青年会 第48回総合研修会のご報告

開講式 東日本大震災十三回忌追悼法要
研修①
研修①
研修②
研修③
閉講式
2月21日、仙台市・TKPガーデンシティ仙台において、3年ぶりとなる対面での第48回総合研修会が開催されました。
当日は会員204名もの多数のご参加をいただき、誠にありがとうございました。

開講式にて、東日本大震災十三回忌追悼法要を会員の皆様と講師の先生方共々に勤めさせていただきました。

【研修1ー①】
西光寺震災遺族会 蓮の会 鈴木由美子 氏
「哀と愛と逢と・・・」

鈴木さまには震災でご家族を亡くされたおつらい経験のなかから、災害で家族を亡くされた方の心の変化や影響、宗教者とのかかわりをお伝えくださいました。

【研修1ー②】
・無量寿庵/西光寺 住職 樋口伸生 上人
「震災の中で実行した事」

樋口上人からは、被災後務めてきた檀信徒との交流、行政とのかかわりなど貴重な経験をお話しくださいました。

【研修2】
・日本赤十字秋田看護短期大学専任講師 及川真一 先生
「楽しさから学ぶ防災教育~アウトドア防災で住民参加型の地域防災について~」

及川先生からは、震災当日のご自身の経験とそこから考えた防災への意識についてご教示、日常の中でどれだけ備えを意識できるかが重要とのご指摘でした。

【研修3】
浄総研主任研究員/長野教区 十念寺住職 袖山榮輝 上人
「『お念佛からはじまる幸せ』と仏願」

開宗850年のキャッチコピーを、教義を踏まえて解説。解釈が難しいキャッチコピーを檀信徒に伝えるにも、法然上人、阿弥陀さまの教えをしっかりと自分の中に受け取ることが大切と感じました。

先生方に於かれましては、ご多忙の中、貴重なご講義を賜り、誠に有難うございました。

閉講式では、修了証の授与と寺尾監事より全体講評をいただき、無事終了となりました。

また、総合研修会終了後、臨時理事総会が開催され、全国浄土宗青年会としての開宗850年事業の実施規程(案)が審議され、無事可決されました。

この総合研修会をもって、全国浄土宗青年会の令和4年度事業がすべて終了となりました。令和5年度事業も引き続き、たくさんのご参加をお待ちしております。