台風23号による災害

平成16年10月20日、台風23号により、宮崎県、徳島県、香川県、兵庫県、岐阜県及び京都府において住家に多数の被害が生じたこと、兵庫県において被害地域が孤立し、災害にかかった者の救出について特殊の技術が必要となったこと、及び災害にかかった者に対する食品若しくは生活必需品の給与等について特殊の補給方法が必要となったこと、京都府において被害地域が孤立し、災害にかかった者に対する食品若しくは生活必需品の給与等について特殊の補給方法が必要となったことから、宮崎県、徳島県、香川県、兵庫県、岐阜県及び京都府は災害救助法の適用を決定した。(H16.10.24現在)

災害発生日2004年10月20日
報告更新日2005年03月25日
リンク厚生労働省 社会・援護局 報道発表資料
【対応の概要】
 被災状況など情報の収集を行い、救援基金から被災地の各教区浄青に義捐金各50万円ずつを送付した。

【全浄青・各地浄青の対応経過】 (全浄青に連絡あったものを掲載しています)
日付 経過
10/20
■執行部、災害特別対応体制開始。
■ボランティア活動を含め支援対応のための情報収集。
■一般会員向けメーリングリスト「四八ネット」上で、各地の状況を報告してもらうように呼び掛け。
■中四国ブロック塩野理事長より状況報告届く。
九州の各地もかなりの被害ですが、中四国でも、かなりの被害をもたらしてます。自坊の境内の木も2本ほど折れました。特に四国ではかなりの被害ではないかと思います。まだ連絡の確認中です。
中四国の各地域では、停電中の所もあり、、メールの確認がとれていません。(停電は、これからの緊急のMLにとりましても、けっこう問題ありと思います。)実際、私の隣町は現在停電中です。いつ私のところが停電するかも分からない状態です。
これから関東、東北に向かうようですが、どうぞご用心くださいませ。突然強い風が吹いて、アッという間でした。(抜粋:事務局)

■岡山浄青椋梨会長よりの状況報告、中四国ブロック塩野理事長より転送され届く。
玉野市で崖崩れで行方不明者が出ています。島部は停電しているところもあります。(抜粋:事務局)

■愛媛浄青那須会長よりの状況報告、中四国ブロック塩野理事長より転送され届く。
愛媛の被害状況ですが愛媛新聞のオンラインニュースによると
「台風23号の影響で宇和島、東温、四国中央の3市で20日、土砂崩れが発生し、住宅が全壊するなどして2人が死亡、2人が行方不明となり捜索している。このほか長浜町で自宅屋根から転落し1人が死亡。」
です。先の台風による被害を受けた新居浜市などの近況は不明です。
(抜粋:事務局)

■山口浄青高橋会長よりの状況報告、中四国ブロック塩野理事長より転送され届く。
山口県では今のところ甚大な被害が出ている旨の情報は受けておりません。(抜粋:事務局)

■南海浄青岡本会長よりの状況報告、中四国ブロック塩野理事長より転送され届く。
今台風の被害は今のところ不明です。今回は雨が強烈でした。
(抜粋:事務局)

10/22
■東海ブロック伊藤理事長より状況報告届く。
今回の23号の状況ですが、今現在、宮川村の天ヶ瀬の一部に避難指示。栗谷、浦谷に10月20日6時41分、から避難勧告が未だ発令中となっておりますが、今回目立った被害はない模様ですが、たてつづけの台風で被災地の方の疲労は、かなりのものだと思います。
(抜粋:事務局)

10/23 ■京都浄青平尾会長より全浄青に救援(義援金)要請届く。

10/24
■大阪浄青、規定に基づき「救援活動委員会」発足。以下の活動を行う。
(新潟県中越地震への対応も同時に行われた。中越地震のページへ)
● 大阪府下の浄青会員・賛助会員への義捐金の勧募
(期間 H16/10/26~H17/3/31)
● 京都府・兵庫県被災地ボランティア・センターへ、防塵マスク三千個を救援活動費より発送。
● 京都府・兵庫県浄青への見舞金(各五万円ずつ)を救援活動費より送付。
● 10/31 11/3・4・6・7・13・14 難波 法善寺水掛不動尊前および竹林寺門前において義捐金托鉢活動
(組青年部や寺庭婦人会において托鉢活動を行ったところも有り)
● 11/10 京都府宮津方面にて被災地救援活動。参加人数23名。バス1台と救護班の車1台にて現地に出向く。
● 托鉢と大阪府下の寺院から寄せられた浄財を、京都府・兵庫県の共同募金会に義捐金(各百万円ずつ)として送付。

※お詫び
事務局の不手際により掲載が遅れましたこと、大阪教区浄土宗青年会様および関係者の皆様に心よりお詫び申し上げます。

10/25
■救援基金から義捐金(50万円)ずつを、兵庫・南海・三州各浄青に寄託。
■京都浄青平尾会長、被災地域に直接赴き、被害状況を確認したとの報告届く。
10/26
■救援基金から義捐金(50万円)ずつを、岐阜・京都各浄青に寄託。

10/29
■兵庫浄青事務局長の山下上人より、10/23但馬東組蓮生寺にて、10/26但馬西組法樹寺の復旧作業実施の報告届く。

10/31
■兵庫浄青の活動予定、近畿ブロック浄青の大崎事務局長より届く。
兵庫教区浄土宗青年会から連絡が入りました。
11月2日9:30~16:30まで、兵庫県淡路島洲本市近辺で地元ボランティアセンターを基点に活動を実施いたします。
参加される方や詳細を知りたい方は大崎までご連絡ください。現在、洲本方面でマンパワーが大変不足しています。よろしくご検討ください。
洲本市災害ボランティアセンターの住所は、洲本市塩屋1ー1ー8です。電話は0799-22-3820 ファクスは0799-26-3821です。問合せ先担当者は増島様です。

11/ 2
■青森浄青より、日本赤十字社兵庫県支部に義援金を寄託したとの報告届く。

11/ 3
■兵庫浄青事務局長の山下上人より、ボランティア活動実施の報告届く。
昨日県内2ヶ所において災害救援活動を行いました。

台風23号の兵庫県内の被害状況について、ニュース等では兵庫北部豊岡市を中心とした地域が主に取り上げられていますが、淡路島もかなりの被害がありました。
報道であまり取り上げられないので、ボランティアもなかなか集まらず、復旧がかなり遅れているとの連絡があり、兵庫浄青より3名の会員が一般のボランティアセンター(洲本市)を通じて活動いたしました。
センターの方の話によると昨日の時点で約8割ほど復旧できたとのことでした。

但馬西組法樹寺(和田山町)において、法樹寺は裏山が崩れ、土砂が本堂及び境内に流れ込みました。本堂は柱が数本折れており、土砂でもっている状態です。 土砂の量が多いのと2次災害(倒壊等)の危険がありますので、復旧にはまだまだ時間がかかりそうです。
兵庫浄青からは13名の会員が行き、庫裏の軒下及び床下の土砂の搬出を檀家さんとともに行いました。

今後は地元浄青を窓口にこちらが出来うる支援活動を行っていく予定です。以上、報告いたします。

11/ 1
■三州浄青の手により、宮崎県共同募金会に全浄青義捐金を寄託。
■岐阜浄青の手により、岐阜県高山市役所に全浄青義捐金を寄託。

11/10
■京都教区大頂寺土方了哉上人より、大阪浄青有志による、土石流と倒木で埋まったお墓の、木の切り出しボランティアを受けたとの報告届く。

11/12
■京都教区大頂寺土方了哉上人より、11/10に引き続き大阪浄青有志による、土石流と倒木で埋まったお墓の、倒木撤去ボランティアを受けたとの報告届く。

11/19
■兵庫浄青の手により、兵庫県台風災害義援金募集委員会に全浄青義捐金台風21・23号分をあわせてを寄託。

11/25
■南海浄青の手により、徳島新聞を通じて徳島県に、全浄青義援金の内から25万円寄託。

12/ 3
■南海浄青が定例行事の歳末念仏行脚を実施し、集まった浄財と、全浄青義援金の内から25万円をあわせて、香川県健康福祉部健康福祉総務課に寄託。
「高松仏生山法然寺(http://www.geocities.jp/raigouin/)を出発し竜雲学園舜虹苑を訪問。
仏生山商店街・高松中央商店街(片原町商店街)にて募金活動の後、全浄青からの義援金25万と合わせて、香川県健康福祉部健康福祉総務課の義援金窓口に全額寄託しました。
今回、地元紙四国新聞の取材があり、12月4日の紙面に載りました。また、四国新聞のHPにも掲載されています。
http://www.shikoku-np.co.jp/news/locality/200412/20041203000464.htm
(記事中、愛媛は高知の誤りです)」