第29期活動理念

活動テーマ

基本理念


 ご承知の通り法然上人は18歳の時、比叡山の黒谷へと隠棲されて以来、25年にわたる求道生活の末ついに43歳で善導大師の『観経疏』に記された「一心専念の文」に出遇われます。そこから、あらゆる人々が救われる「専修念佛」の教えを見いだされ、浄土宗を開宗されました。
 全国浄土宗青年会は、まさに法然上人が求道の歩みを重ねられた 18 歳から 43 歳までの年代を原則として構成されており、宗祖法然上人の立教開宗の精神に基づき、会員相互の研鑚と親睦を図り、社会教化に尽くすことを目的として活動しております。
 しかしながら、半世紀以上の歩みを重ねてきた当会においても、近年は会員数の減少が進み、あわせて宗門全体における教師数の減少も顕著となっております。これは単に一団体の課題にとどまらず、宗門興隆に関わる大きな課題であると受け止めております。
 そのような中にあっても、私たちは法然上人の恩恵により、お念佛の尊いご縁をいただき、阿弥陀さまのお護りとお導きの中で日々を過ごすことができております。この有り難い喜びを、一人でも多くの同信同行の仲間と共に分かち合い、「南無阿弥陀佛」とお称えし、往生浄土を願って歩んでまいりたいと存じます。
 そしてまた、青年会ならではの柔軟な発想と行動力をもって、現代を生きる若い世代へお念佛の灯を相続し、一人でも多くの方との結縁の輪を広げ、有縁の方々と共にお念佛信仰を勧め合いながら、安心な未来へと歩みを進めてまいりたいと願っております。さらに、互いに高め合い、助け合い、生涯にわたる仲間となる青年会を次世代へと繋いでいくためにも、私たちの活動を広く発信し、その魅力と意義についてより多くの方々にご理解をいただき、共に勧め合い、励まし合いながら実働会員数の増加にも取り組んでまいる所存です。
 そのような願いを込め、第29期の活動テーマを「Be Together ― 未来に向って共にすすむ ―」と掲げさせていただきました。
 これまで諸先輩上人方が築き上げてこられた尊い歩みと志を大切に受け継ぎながら、今を生きる私たちだからこそ成し得る活動を展開し、未来へとつながる事業に誠心誠意取り組んでまいります。

第29 期全国浄土宗青年会
理事長 石橋圭示